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最終更新:2006年10月4日

かしこい足袋の選び方

こはぜの枚数と着ていく場所(TPO)の関係…


↑こはぜ↑
この金具をヒモに引っかけて、足袋を履きます。


まず結論。

こはぜの枚数と、着ていく場所は(あまり)関係がありません。

よく「フォーマル(正装)は5枚こはぜ。遊び着は4枚なのよ。」などと言う人がいますが、絶対そうでなくてはならない、という明確なルールはないのです。

ただ、足袋に関する知識のない人に「どっちでもいいんですよ〜(*^^*)。」なんて返事をしたら、余計悩まれるばかりか、「この販売員、本当は“モグリ”なんじゃないの?」

などと思われかねないので、一応の判断基準をもってオススメしている訳なのです。




足袋を選ぶ際の判断基準」としては下記のようになります。
5枚こはぜ
4枚こはぜ
フォーマルな席に。
踊りやお茶などを
されていらっしゃる方に。
普段着に。
仲居さんなど、
お仕事できものを着る方に。



どうしてこはぜの枚数でこのようにTPOを分けるような売り方をしているかと申しますと…。

足首(ふくらはぎ)が見えやすいか、見えにくいか』で大まかに分けているのです。

フォーマルな席(結婚式・成人式)などは、椅子に座って写真を撮ったりする機会が多いですよね。
また、踊りなどをしておられる方は、立ち座りの動作が多く、足首(ふくらはぎ)が見えることが多い訳です。
ですので、少しでも足袋の高さが高い方がよい、とのことで、5枚こはぜが好まれる傾向があります。

(こはぜ1枚違うだけで、約2cmの差がありますので、あながちバカにならないのです。)



↓左と右の差が分かるでしょうか?↓
5枚こはぜ
4枚こはぜ


逆に4枚は、そういう所作を他人に見られにくい(気にしなくてもいい)場合にオススメです。また、足首が太めで、上へ行くほどつらく感じられる方にも4枚をオススメする場合もあります。

地域性によっても「好み」というものがあって、「関東の4枚こはぜ・関西の5枚こはぜ」などとも言われます。

…とにかく、こはぜの枚数を気にするよりも、「自分の足にフィットしているか」どうかを重要視された方がいいです。

 


柄足袋と白足袋のTPO…

 

ちょっと前までの傾向は「ほとんどの場合は白足袋」でした。

でも最近、少し傾向が変わってきてるんですね。きもの自体、しゃれものが増えてきたこと、かわいくてリーズナブルな柄足袋が出てきたことで、普通のきものでも柄足袋を好んで履く人が増えてきてます。

もちろん、"○○式"と名のつく、フォーマルな集いには、白足袋を履かれるのがいいと思います。でもそれ以外の場合はあまり意識せずに、『履きたいときに柄足袋を履く―。』こんな感じで柄足袋を楽しんでいただければいいと考えています。


足袋に使われる生地について…

 

足袋はやっぱりキャラコよね。」などという話をどこかで聞いたことがある方、いらっしゃるかも知れません。

でもあまりきもの慣れしてない方が聞くと、「え?!なに?!ワカンナイ〜」ということになるわけで…。ここでは簡単に生地についての説明を。

 


足袋に使われる生地

キャラコ
綿の糸をたて・よこ(ほぼ)同じ本数で織り上げた生地のことです。(一般的に40デニールの太さの綿糸を1インチ間に経(たて)110本、緯(よこ)に100本織り込んだものを指します。)
織り目が均一でとてもきれいな生地で、足の激しい動き(縦・横・斜めの複合的な動き)にも比較的沿いがよいため、愛好家の多い素材です。

 

ブロード
主に綿の平織りのことを指します。キャラコほど縦横の比率が近くはないのですが、素人目にはほとんどわかりません。
お値段はキャラコよりも3割〜半額程度お安いものがありますので、普段によく着られる方や踊りの練習用などにお使いいただいています。

 

夏用の素材として使われます。麻という素材は、吸湿性・放湿性に優れ、さらに通気性もよいため、足から出た汗を発散してくれるという、まさに夏向きの素材です。(想像以上に足は汗をかくものなのです…。)難点としては、シワ、毛羽立ちが起こりやすいところでしょうか…。

 

ポリエステル・ナイロン
化学繊維を生地の一部(またはすべて)に使用したタイプです。素材によって、シワになりにくかったり、収縮性が出たりと、使い勝手がいいものが多く出回るようになってきました。

 

素材についても「どれが正解」ということはありません。ご自分に合ったものが「正解!」なのです。

次のページでは、自分に合った足袋を選ぶコツについてまとめました。

自分に合った足袋を見つけるためのノウハウを公開。是非ご一読を。

 

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